ぷらぷらカメラ ひトリ歩き

falcon65.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2006年 10月 20日

ALS(筋萎縮性側索硬化症) その19

ALSとは

ここまでの話


*** ALSという病気についてボクが見聞きした事を書いています。興味がない方は読み飛ばして下さい ***






父が告知を受けたのは8月25日頃、父と母と姉家族で行った北海道旅行から帰ってきた後。
その旅行で木の根っこにつまずいて転んで、強かに顔面を打った訳だが、その事からも相当筋力が落ちている事がわかる。
父の痩せていくスピードは恐ろしいほど早い。

この頃食べる事ができるものは、ドロドロにした、あるいは砕いて細かくした食べ物と、トロミ粉で粘着力を増した液体。
お茶や水のようなサラサラな液体は気管に流れ込んでしまい、むせ返って飲む事はできない。
舌を動かすのも不自由なので飲み下す事も容易ではない。
何度もむせて苦しみながら飲み込まなければいけないため、少ししか食べられなくなっていた。
これではどんどん痩せていってしまう。

新しくお世話になる病院の先生は、「病院のベッドが空いたら胃瘻造設の手術をしましょう」と言ってくれた。
口から食べられなくなっても、それなら大丈夫、生きてゆける。
今までやせ衰えていく父に対して、何も医療行為をしてこなかったが、ここでひとつ対策を打てる。

医療行為と書いたのはボクは治療だとは思っていなかったから。
治療とは病気が治るためにする事だと考えていたから。
だからこれは治療ではない…
…延命処置…
そう考えていた。
でもそう書くのは今でも抵抗がある。延命処置という言葉には希望が入り込む隙がないではないか。
希望は持ち続けたい。奇跡が起こって病の進行が止まり、回復して元気になると信じたい。
そのためには体力を回復してもらわなければ。
父の病を治療したい…
完治しなくてもいいから、これ以上病が進むのを食い止めたい…

by falcon65 | 2006-10-20 16:38 | ALS筋萎縮性側索硬化症


<< ALS(筋萎縮性側索硬化症) ...      仕事が終りゃ~ >>