ぷらぷらカメラ ひトリ歩き

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2005年 06月 18日

事故顛末 その5 最終話

一日置いて担当官から電話がありました。
事故顛末 その5 最終話_b0019557_18352953.jpg

プリントが期待していたより鮮明でないので、画像データを提供して欲しい。データはカソウケン(科捜研?)に送って画像解析にかけたい。

お〜やっぱりあるじゃないですか、立派な部門が!
所轄署のあまりにもアレな体制に、少しマズいんじゃないかと思っていた所ですから、水戸の御老公が事件解決に印籠振りかざし表れたような気持ちになりました。
「はい、今夜遅くなりますが携帯電話のSDminiカードを預けにいきます。」

画像データを渡し、期待はいやが上にも膨らみます。
科捜研で画像解析すると、ものすごく鮮明にナンバーが読み取れるようになるのかあ...
どんな風に変わるのかプリントを見てみたいなあ...

さらに一日置いて担当官より電話がありました。
「逃げた犯人は、昨日逮捕されて今◯◯警察署います。来週に自分が取り調べにそっちへ行って来ますので、詳しい事はその後でまたお知らせします。まずは第一報です。」
誇らし気に報告してくれました。
「こんなに早くありがとうございます。」

私が最後に提供した画像データを解析する前に、逮捕出来たようです。覚えていたナンバーと先に渡したプリントが犯人を特定する手がかりになったのでしょう。

「犯人は今警察署に留置されていますが、略式起訴の場合は早くて10〜20日、正式起訴の場合は2〜3ヶ月、出てくるまでかかります。この男の場合は無免許運転でもありましたので、正式起訴となりそうです。」
「来週取り調べにいった時、本人にかわってあなたの修理費や治療費を肩代わり出来る誰かいないか聞いてきてお知らせします。」

「相手の名前はなんて言うんですか?年齢はいくつでした?」
保険会社に事故の相手の名前を教えて欲しいと言われ、そりゃ無理だろと返事した矢先でしたから...
「名前は◯◯◯◯。年は63歳。どうも一緒に暮らしてる家族はいないようなんだけどなあ...」
歯切れが悪くなりだしました。

「アイツはどんな仕事をしてるんですか?」
これがナゾだったんです。見た目は割と自由な職業に就いている人間に見えたのですが、どうしても思い当たる仕事がありませんでした。興味があります。
「あ〜、焼き鳥屋をやってるんだけどね〜...」
間があきます。
「もうひとつやってるのが“右翼”...」

あ〜、納得いった...
追突したくらいじゃ別に困るようなタマじゃ無かったんだね...
こっちを脅かしてしまえばいいんだから...
あるいは丸め込んでしまえばいいんだから...
でも今回は自分の手札が悪過ぎでした。
酒酔いに無免許、警察に調べられたら間違いなく勾留されるので、とりあえず逃げる方を選んだんでしょうね。
逃げられたら儲けもんと思ったのでしょうか...

バカタレ!
そうはイカのキンタマ! 
事件を担当された警察の方々、早い逮捕ありがとうございました。

今後私は、いつもトラブルがメシの種のヤツと対峙しなければなりません。本当にイヤな相手だとわかりました。
どうやってこれから話を進めていくかちょっと検討がつきません。
保険会社と相談して進めて行くのがいいように思いますが、どんなものでしょうか?

もうひとつ、なんでヤツは居住区警察署でも事件担当署ではない、全然別の署に勾留されてるのでしょうか?そこの署内でもなにか刑事事件を起こしたという事でしょうか?
なにも無ければ、事件担当署に身柄を送られると思うのですけど...



長文最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
忘れないうちにと思いここに記しました。
何かこの事件から参考になる事がありましたら幸いです。

また事故にあった私を励ましアドバイスをして下さった皆様、本当にありがとうございました。


  -終-


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by falcon65 | 2005-06-18 19:43 | ひとりごと


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