2007年 06月 20日

ALS(筋萎縮性側索硬化症) その31

ALSとは何か

ここまでの話はこちらから


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*** ALSという病気についてボクが見聞きした事を書いています。興味がない方は読み飛ばして下さい ***


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翌10月14日火曜日。
心配ではあるが仕事がある、事務所に向かう。
今日は早めに仕事を終わりたいが、相手がある事、自分勝手には終われない。
夜まで体は空きそうも無い。

何か変わった事があったらすぐ電話すると母が言ってくれた。
電話が無ければそれは父に変わりが無い事の証。
母から知らせは何も無く時間が過ぎる。
病院に居る母は携帯電話の電源を切っているため、こちらからかける事はしなかった。

夜7時半過ぎ、仕事が終わり母に電話を入れてみる。
電源は入っていた、母が電話に出る。

どう、様子は?今から病院に行こうと思うんだけど。着くのは8時半過ぎちゃう。
今日は大丈夫だよ、お父さんは昨日と変わらないから。
うん、でも行った方が良いと思って。
ちょうど私も病院出て家に帰り始めた所だから….

昨日の様子から考えて、ボクはどうしても病院に行って父の顔を見たかった。
だが、母は大丈夫だと言う。
それはボクの事を気遣っての事。
忙しい中、仕事が終わって病院に寄ると、ボクの帰りが遅くなってしまう事を心配しているのだ。

ボクも思った。
もしボクがそれでも病院に行くと言ったら、家路に着いた母も再び病院に戻るだろうと。
連日の付き添いで母も疲れている。
早く家に帰って体を休めてもらいたい。

今日は変わった様子は無いんだね?
行かなくても大丈夫なんだね?
念を押す。

うん大丈夫、大丈夫。
携帯電話の受話器から疲れた母の声。


わかった、じゃあ今日はやめておくね。
明日の仕事は今日より早く終わるから、夜の7時頃には行く事にするよ。
じゃあ、明日。
母さんも気をつけて帰ってね。
電話を切った。

父の様子は昨日と変わりない。
それなら明日顔を見に行けば良い。
そう自分に言い聞かせる。

これから実家で父を介護する生活が待っている。
母の負担を軽くしないと、母の体が参ってしまう。
気丈な母だけに本当にギリギリまで我慢して音を上げないだろう。
うまく、サポート出来るだろうか?
そんな事を考えながら、車を運転してボクも家路に着く。

それにしても…
やっぱり今からでも病院に行った方が良いのではないか?
大丈夫と言われても、昨日と同じという事は…

心配な気持ちでいっぱいである。
昨日と同じという事は、父は何も良くなっていないという事。
母には行かないと言ったけれども、顔くらい見せに行っておこうか…

運転しながら、くよくよしばらく考えていたが、行かない事に決めた。
やっぱり母に心配はかけられない。
明日、病院に母のいる時簡に行こう。

とってもモヤモヤしながら自宅に帰った。
明日仕事が終わり次第急いで病院に行くんだと、自分に言い聞かせて。

by falcon65 | 2007-06-20 22:25 | ALS筋萎縮性側索硬化症


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