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2006年 09月 30日

ALS(筋萎縮性側索硬化症) その16

これより前のALSのお話についてはこちらをクリックして下さい。



病気が進んでゆくと食べ物の誤飲がひどくなってゆく。
飲み込んだ物が正しく食道に送られずに、気管へいってしまうのだ。
当然大きく咳き込んでむせ返り、ただでさえ苦しい呼吸がより一層困難になる。
さらに肺に食べ物や飲み物が入ることによって、肺炎を起こす。

そのためある時期が来たら胃瘻(いろう)の造設を行う。
胃瘻(いろう)とはおなかに穴を開けて、胃に直接チューブを入れる手術のこと。
口からではなく、そのチューブから直接胃袋に流動食を入れるのだ。
こうして生きるための栄養は確保できる。

もうひとつ呼吸の問題がある。
運動神経が消えていくと、肺が呼吸するのに必要な運動が止まってしまうということ。
息ができなければ死んでしまう。
それを補うために喉の部分に穴を開け気管に直接チューブをつなぎ、そこから人工呼吸器を使って肺に空気を送り込む。
これで呼吸の問題も何とかなる。

by falcon65 | 2006-09-30 14:32 | ALS筋萎縮性側索硬化症


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